きょうだい児の回想録

小さい頃のいろいろな思い出、忘れないうちに

2020-02-06から1日間の記事一覧

きょうだい児 8歳 その4

姉の入院していた病院は都会のど真ん中でした。都会と言ってもその県のなかで。 なので、母はたまに息抜きに百貨店とかに行っていたようです。 夏休みは朝、父が姉の入院している病院に私を送って帰りにまた迎えにきて家に帰るという生活を送っていました。 …

きょうだい児 8歳 自分が入院編 その2

母は補助ベッドで泊まり込んで看病してくれました。 毎日大きな注射を1本打たれました。血管のでない私に看護婦さんは悪戦苦闘。 最初は耐えてた私も何度も刺され、3日目くらいには打たれる前から泣いてました。 5日目くらいかな?母が 「注射が終わったらお…

きょうだい児 8歳 自分が入院編

もしかしてこの時は9歳だったかも? さて、その日は友達の家から帰るとき、すごく寒かったのを覚えています。 いつものように○○さんで夕飯を食べ、家でテレビを見てると急にすごく気持ち悪くなりました。これはまずいと思いパジャマに着替えて、寝ようとして…

きょうだい児 8歳 その3

まだ130センチにも満たない8歳の女の子を、朝から、(学校はありましたが)下手すると夜寝るまで一人にしなければならない親の気持ちは如何ばかりかと、・・・ と大人の私は思いますが・・・ 父は仕事が忙しく(まあ病院代かかる)母は姉につきっきりで…

きょうだい児 8歳 その2

さて8歳の女子の平均身長は約127センチです。今のですからこの頃はもっと小さかったかも・・・ 朝、父から鍵を渡され、出かけるときは鍵をかけ、外の洗濯機の中に入れておきなさいと言われました。まだのどかな時代でした(多分) その時私は (こうきた…

きょうだい児 8歳

記憶は病院の駐車場から始まります。そこへ至るまでの記憶はすぽっと抜け落ちています。 父と二人、病院の駐車場の車の中にいました。 すると母がやってきて、車の窓から 「入院だって。」と言いました。 その言葉をきいてすぐわたしは 「え?私は?」と言い…