きょうだい児の回想録

小さい頃のいろいろな思い出、忘れないうちに

きょうだい児 6歳

ピカピカの1年生になってしばらくすると、私は近所の何の縁もゆかりもない家に帰ることになりました。

そこの人達もすごく良い人でした。

父が迎えにくるまでお邪魔させていたのですが、夕飯をいつもたべさせてもらい、時にはお風呂にも入れてくれたのです。

いっしょに寝たこともありました。

そのころ、マーガリンが出始めたころで、食べたことがなかった私は、その今まで食べたことのない味に衝撃を受けたことを覚えています。

また、すきやきが本当は砂糖を入れるのだということ知ったのもその家でした。

その生活が終わった日のことは全然記憶にありません。

 

母はその家に当然ですが、お金を渡していたそうです。

でもお金渡されていたとしても、あれだけのことしてくれたことは

本当に感謝しています。そして本当にやさしい人たちだと思います。